概要
Apple Developer Program(年間11,800円)に登録せずに無料のAppleアカウントで実機のiOSデバイスにアプリをインストールする。
手順
- Xamarinプロジェクトを作成する。
通常通り、Xamarinプロジェクトを作成します。以下ではアプリケーションIDがcom.companyname.XamarinProject1
となるアプリを作成しています。 この状態では実機デバイスへのインストールに必要なプロビジョニングプロファイルが無いため、ビルドして実行しようとするとエラーError: Could not find any available provisioning profiles for XamarinProject1.iOS on iOS.
が発生する。 - Xcodeで同じアプリケーションIDを持つプロジェクトを作成する。
作成するプロジェクトは何でも良い。以下ではSingle View App
で作成しています。Xmarinプロジェクトと同じアプリケーションIDとなるよう、Organization Identifier
とProduct Name
を入力します。 - XcodeにAppleアカウントを追加する。
XcodeのメニューからXcode
>Preferences..
を開き、設定ダイアログでAccount
タブを選択して無料のAppleアカウントを追加する。右側のTeam
の欄にxxx (Personal Team)
が表示されることを確認。 - Xcode上で証明書とプロビジョニングプロファイルを生成する。
プロジェクトの設定を開き、Signing & Capabilities
を選択する。Team
の項目で無料AppleアカウントのPersonal Teamを選択すると、自動で証明書とプロビジョニングプロファイルの生成が始まる。 この状態でXcodeから実機のiOSデバイスにアプリをインストールしてテストすることが可能。 - Xamarinプロジェクトで使用する証明書とプロビジョニングプロファイルを指定する。
XmarinProject1.iOS
のオプション
を開く。- オプションダイアログで
ビルド
>iOSバンドル署名
を選択する。 - 必要であれば
署名ID
とプロビジョニングプロファイル
を変更する。デフォルトでは両方とも自動
になっているので特に何もしなくても自動で適切な証明書とプロビジョニングプロファイルを選択してくれる。
- Xamarinプロジェクトで実機のiOSデバイスを指定して実行する。