XCodeでサポートされていないバージョンのiOSを使用しているデバイスにアプリをインストール&デバッグする

XCode 10ではiOS 13がインストールされているiOSバイスに対してアプリをインストールしたりデバッグをすることはできない。XCode 11にバージョンをあげられない場合は、以下でXCode 10でもiOS 13のデバイスを扱うことができるようになる。

DeviceSupportファイルを配布しているサイトを利用する

  1. 以下から該当するiOSバージョンのDeviceSupportファイル("13.2.zip"など)をダウンロードして解凍する。 github.com

  2. FinderでXCodeアプリを右クリックして、"パッケージの内容を表示"を選択する。

  3. Finderで以下のフォルダを開く。
    "Contents" > "Developer" > "Platforms" > "iPhoneOS.platform" > "DeviceSupport"

  4. フォルダ内にzipを解凍して出てきたフォルダ(上記の場合は"13.2")をコピーする。

  5. XCodeを終了して起動する。

  6. iOS 13のデバイスを接続すると、XCode上部に以下の表示がされるので終わるまで待つ。 f:id:shindo1687:20191126223618p:plain

  7. 処理が完了したらこのデバイスに対してアプリをインストールしてデバッグすることができるようになる。

DeviceSupportファイルをXCodeから直接入手する

XCodeにはそのXCodeがサポートしているiOSバージョンのDeviceSupportファイルが含まれているので、それをコピーして入手することもできる。 *AppStoreからインストールするXCodeは最新版のみで既存のXCodeを上書きしてしまうので、Apple Developerサイトからダウンロードする。

  1. iOS 13のDeviceSupportファイルはXCode 11に含まれているので、以下からXCode 11のxipファイルをダウンロードして解凍する。 https://developer.apple.com/download/more/
    *Apple Developerのログインが必要。

  2. 解凍したXCodeアプリ内のパッケージ内容を表示して以下からDeviceSupportファイルをコピーする。
    "Contents" > "Developer" > "Platforms" > "iPhoneOS.platform" > "DeviceSupport"